【犬のしつけQ&A】家具をガジガジ!破壊行動を止めるコツ

仕事から帰るとテーブルの脚がボロボロ、ソファの角は綿が飛び出し――「また!?」とため息をついた経験はありませんか?

犬が家具や雑貨をかじり壊してしまう行動は “ディストラクティブ・チューイング” と呼ばれ、退屈・ストレス・本能的な噛み欲求などが絡み合って起こります。叱っても一時的に収まるだけで、原因を取り除かない限り再発は必至。しかも飲み込んだ破片が腸閉塞を招く危険も……。

この記事では「なぜ破壊行動が起きるのか?」を解説したうえで、環境管理 × 代替行動 × メンタルケア の3ステップで再発を防ぐ具体策をQ&A形式で紹介します。今日から実践し、大切な家具と愛犬の健康を同時に守りましょう!


噛んで壊すのはなぜ?犬の本能と引き金

犬は本来、狩猟や解体で歯と顎をフル活用する動物です。現代の室内生活ではその欲求が満たされにくく、行き場を失ったエネルギーが「家具かじり」に変換されることがよくあります。さらに――

主な要因行動への影響
退屈・運動不足エネルギーを発散できず、噛む行為が刺激とストレス解消になる
歯のムズムズ感子犬の乳歯→永久歯の生え替わり期は強烈なかゆみで何でも噛みたい
分離不安・ストレス飼い主不在時の不安を紛らわす“セルフメディケーション”
誤学習噛んだら飼い主が注目→“構ってもらえるスイッチ”として強化

退屈こそ最大の敵

犬は1日中寝ているように見えても、実は**“やること”** を探しています。刺激が不足すると「とりあえず目の前の物を試しに噛む→歯ごたえが楽しい→強化」という流れで破壊行動が固定化しやすいのです。


破壊行動防止!3ステップ対策プログラム

Step 1.“噛めない環境”を先に作る

  • 危険&高価な家具は物理的にガード:サークルやペットフェンスで立ち入り制限。
  • 留守番スペースをクレート+安全なおもちゃだけのシンプル空間に
  • 苦味スプレーを家具脚に塗布:安全成分(シトラス・アップルビター)で噛む動機を削ぐ。

Step 2.“噛んでいい物”を与え、欲求を満たす

  1. 耐久性トイ(KONG®, ナイロンボーン) に大好物ペーストを詰め、噛む時間を延長。
  2. 食材系チュー(牛膝軟骨、干しサメ皮など) で“解体ごっこ”を合法的に楽しませる。
  3. 新しいアイテムは3日に1回ローテーション→“初物効果”で飽きさせない。

Step 3.“頭と体” 両方のエネルギーを抜く

  • 散歩コースに“におい嗅ぎタイム”を追加:匂い探索は15分でジョギング30分相当の疲労感。
  • ノーズワークマット・知育パズル:室内でも思考と嗅覚をフル稼働で消耗させる。
  • トリック練習(ターン・バーンなど):成功報酬を重ねて自信&満足度アップ。

ポイント:エネルギーの出口が充分あれば「家具かじり=一番の娯楽」ではなくなります。


Q&A:よくあるお悩みを解決

Q1:噛んでいるところを見つけたら叱るべき?

現行犯であっても大声は逆効果。無言でおもちゃを差し出し、家具から離れた瞬間に褒める“すり替え法”が◎。「噛むならコレ」と教える方が早道です。

Q2:留守番カメラで見ると、突然スイッチが入り家具を破壊します

留守番前に嗅覚&咀嚼を使う知育トイでエネルギーを抜き、クレート内で安全に過ごさせましょう。あわせて“飼い主がいなくても良いことがある”成功体験を増やすと安心感が高まります。


まとめ

家具をかじる破壊行動は
①噛みたい本能 ②退屈やストレス ③成功体験の積み重ね
が主因。

  1. 物理ガードで成功体験ゼロ
  2. 噛んでいいアイテムで欲求を満たす
  3. 散歩・知育で心身を消耗させる

この3ステップを数週間続ければ、犬は「家具<合法チュー玩具」の価値観に書き換わります。叱責より環境と代替行動のデザインがカギ。今日から試し、愛犬とインテリアを同時に守る快適ライフを手に入れてください!

この記事を書いた人

ANK一般社団法人